漢字で今日もいい感じ〜
読めると気持ちいい! 難読漢字でちょっといい感じの自分へ
文:花塚水結
編集部の花塚と一緒に「難読漢字」を読んで、今日はちょっとだけいい「感じ」の自分へ。
難読漢字のテーマは「夏の食材」です。夏に食べたい、「水瓜」や「大蒜」……。一体、なんと読むのでしょうか? 難読漢字で昨日よりも少しだけいい「感じ」になっちゃいましょう!
夏といえばな、あの食材
最初は「水瓜」。一体、この漢字はなんと読むのでしょうか?
ヒント①
夏に食べたいものといえばこれ!
ヒント②
「西瓜」とも書きます。もうわかりますよね?
正解は……
正解は、「スイカ」でした。
スイカは、ウリ科のつる性一年草。原産地は熱帯アフリカで、暖かい地域で育つのが特徴です。夏には丸い大きな果実をつけますが、これがまた甘くて美味しいですよね。
水分も多く含むので、水分補給としてもぴったりの食材です。英語で「ウォーターメロン」ともいわれるほど、水分を多く含む瓜であることから江戸時代には「水瓜」と書かれたそうです。
そんな、夏の風物詩であるスイカですが、実は秋の季語なんです。知っていましたか?
暑い夏でも効果抜群! 元気が出る食材
次は「大蒜」。一体、なんと読むのでしょうか?
ヒント①
イタリアンや中華などさまざまなジャンルの料理で欠かせません。
ヒント②
「葫」とも書きます。
正解は……
正解は、「ニンニク」でした。
ニンニクは、ユリ科の多年草。原産地は西アジアです。風味は強烈ですが、疲労回復やスタミナアップが期待できる食材としても有名です。
「大蒜」と書いて「おおびる」と読むと、ニンニクの古称になります。
ジューシーで甘酸っぱ〜い果実
次は「鳳梨」。一体、なんと読むのでしょうか?
ヒント①
皮は固く、切りにくい……。
ヒント②
チリソースの隠し味にも使われる……!?
正解は……
正解は、「パイナップル」でした。
パイナップルは、パイナップル科の多年草。原産地は熱帯アメリカです。香りがよくて果汁もたっぷり。デザートにはもちろん、酢豚などチリソースの隠し味としても利用されることが多いです。
「鳳梨」は中国での名称で、そのまま日本にも伝わってきました。「ほうり」とも読みます。
これぞ王道夏野菜
次は「蕃茄」。一体、なんと読むのでしょうか?
ヒント①
大小さまざまな大きさの種類があります。
ヒント②
そのまま生で食べても、ジュースにしても美味しい!
正解は……
正解は、「トマト」でした。
トマトは、ナス科の一年草。原産地は南アメリカのアンデス高地です。夏には黄色い花が咲き、赤くて丸い実をつけます。
「蕃茄」は中国からきた漢名で、「蕃」には「外国」や「異民族」という意味があり、「茄」には「なす」という意味があります。したがって、「外国から入ってきたなす」すなわち「蕃茄」と書かれるようになりました。
トマトはそのまま生で食べたり、ケチャップにしたり、ジュースとしても大人気ですよね。私は生食もケチャップも大好きですが、トマトジュースだけは苦手です……。
赤ちゃんはいえない!? 茹でると甘い食材
次は「玉蜀黍」。一体、なんと読むのでしょうか?
ヒント①
世界三大穀物のひとつです!
ヒント②
「となりのトトロ」でメイちゃんが走りながらもっている食材ですよ。わかりましたか?
正解は……
正解は、「トウモロコシ」でした。
トウモロコシは、イネ科の一年草。原産地は中南米です。小麦と、稲とともに世界三大穀物として数えられます。「玉蜀黍」も中国からきた漢名に由来しています。
茹でると甘くて美味しいですよね。ちなみにスイカと同様、トウモロコシの季語も秋なんです。
酸味が特徴の果実
次は「酢橘」。一体、なんと読むのでしょうか?
ヒント①
酸味と香りが特徴の果実です。
ヒント②
徳島県が特産の柑橘類です!
正解は……
正解は、「スダチ」でした。
スダチは、ミカン科の常緑低木。原産地は徳島県です。
果実はゴルフボールくらいの大きさで、酸味が強く、レモンよりもビタミンCが豊富なのだとか。ジュースにしたり、魚の脇など料理の名脇役としても人気な食材です。
元々、果汁を食酢として使用していたことから「酢橘(すたちばな)」とつけられ、それに由来します。ほかにも「酸橘」「巣立ち」などと書くそうです。
夏の食材の難読漢字で、少しいい「感じ」な自分になれましたか?
食欲がなくなってしまう夏でも、これなら食べられる! という食材が多かったのではないでしょうか。今晩の食事に取り入れる食材としても参考にしていただけたらうれしいです。
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