漢字で今日もいい感じ〜【vol.10】
読めると気持ちいい! 中華料理編
文:花塚水結
編集部の花塚と一緒に「難読漢字」を読んで、今日はちょっとだけいい「感じ」の自分へ。第10弾です!
今回の難読漢字のテーマは「中華料理」です。「茉莉花茶」や「米粉」……一体、何と読むのでしょうか? 難読漢字で昨日よりも少しだけいい「感じ」になっちゃいましょう!
第1問 中国でもっともポピュラーな飲み物の1つ
最初は「茉莉花茶」。一体、何と読むでしょうか?
ヒントは、上質な香りが特徴な飲み物です!
正解は……
「ジャスミンチャ」でした。
ジャスミン茶は、中国代表するお茶の1つです。お茶の色合いは透き通った黄金色で、苦みがなく、優しい口あたり。ジャスミンの花の華やかで上品な香りは、気持ちをリラックスさせる効果や、集中力を高める効果があります。また、中性脂肪を分解したり、口臭予防となる成分が含まれているため、食後に飲むのに適しています。
大学時代、ジャスミン茶にハマって毎日コンビニで1Lパックを買ってはガブガブ飲んでいたことがあります。ただ、利尿作用があるためトイレが近くなり、授業中に「もう耐えられない!」と何度思ったことでしょう……。そこから、きちんと香りを楽しみながら適度に飲むのがよいなと学びました。
第2問 「こめこ」ではありません
最初は「米粉」。一体、何と読むでしょうか?
ヒントは、米を原料とする食べ物です!
正解は……
「ビーフン」でした。
ビーフンは、うるち米を原料としたライスヌードルの1つです。ビーフンの起源は紀元前220年ころと言われており、当時は米を炊くのに比べて素早く調理できるため、便利な食材として重宝されていました。また、特別な行事のときだけに使用される「高級食材」だったという説も残っています。
焼きビーフンをご飯と一緒に食べるのが好きなのですが、よく考えたら米と米というのに今気づきました。でも炭水化物 × 炭水化物って最高においしいですよね!!! これからも焼きビーフンはご飯と一緒に食べます!!!
第3問 甘辛な味つけがクセになる!
最初は「炸醤麺」。一体、何と読むでしょうか?
ヒントは、たけのこの食感が最高な麺料理です。
正解は……
「ジャージャーメン」でした。
ジャージャー麺とは、中華料理の1つです。豚ひき肉などを黄醤や甜面醤で炒め、茹でた中華麺の上に乗せた料理。日本では肉味噌のなかに細かく切ったたけのこやしいたけを加え、甘辛く味つけたものが主流です。しかし、本場の中国では、麺はうどんのように太い麺を使用し、枝豆やきゅうり、もやしなどの野菜と塩辛い肉味噌を絡めて食べるのが主流だそう。
本場の味も気になる……けれど、やっぱり甘辛い肉味噌をたっぷり中華麺に絡めたいし、肉味噌のなかはシャキシャキとしたたけのこが入っていてほしい……!
第4問 酸味が特徴的な料理です
最初は「古老肉」。一体、何と読むでしょうか?
ヒントは、料理に入っている、とある具材が苦手な人が多いです。
正解は……
「スブタ」でした。
スブタとは、中華料理の1つです。下味をつけた角切りの豚肉に衣をつけて油で揚げ、素揚げした野菜とともに甘酢あんを絡ませたもの。中国には咕咾肉に似ている「糖醋排骨」もあり、どちらも日本のスブタのルーツと言われていますが、咕咾肉は具材に野菜や果物、味つけにはケチャップが多く使われている料理。糖醋排骨は豚肉のみ、または玉ねぎを加えて砂糖・酢・醤油で味つけた料理です。
スブタにパイナップルが入ったものは、中国料理の咕咾肉という新しい発見がありましたが、それでもスブタに入ったパイナップルは許せそうにない……。
第5問 雲のように呑めちゃう料理
最初は「雲呑」。一体、何と読むでしょうか?
ヒントは、ラーメンの具材になることもあります!
正解は……
「ワンタン」でした。
ワンタンとは、中国料理の1つです。小麦粉をこねて薄く伸ばした薄皮で、味つけした豚ひき肉や野菜でつくられた餡を包んだもので、茹でてからスープに入れて食す料理です。雲を呑むと書く「雲吞」は広東語で用いられ、「ワンタン」という発音も広東語。標準的な中国語では「餛飩」と書き、「ホゥントゥン」と発音するそうです。
ワンタンは本当に雲を呑んでいるかのように何個でも食べられてしまいますよね。スーパーのアルバイトの休憩中に、マルちゃんのワンタンスープばかりを食べていたあのころがなつかしい……。
第6問 高級食材の代表格!
最初は「魚翅」。一体、何と読むでしょうか?
ヒントは、魚のある部分を加工した食材です。
正解は……
「フカヒレ」でした。
フカヒレは、大型のサメのひれを乾燥させた食材です。高級食材の代表で、主にスープの具材や、そのまま煮込んで食べられます。一般的には、ヨシキリザメのひれが使われることが多いですが、ジンベエザメやウバザメのひれが使われたものがもっとも高級と言われています。
テレビでこそフカヒレの姿煮を観たことがありますが、実際には「これがフカヒレかな……?」と思うくらいに細かくバラバラにされたフカヒレのスープしか飲んだことがありません。いつか、いつか、大きなフカヒレの姿煮を食べてやる! と、意気込んでいます(お会計怖いなぁ)。
「中華料理」の読み方で、いい「感じ」な自分になれたでしょうか? 馴染みのある料理でも、漢字になるとむずかしいですよね。そして中華料理とガッツリご飯を食べたくて食べたくて、仕方がない。
みなさんは、いくつ読めましたか? ぜひコメント欄で教えてください〜!
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