編集後記
2021年7・8月特集「夏を乗り切る生活術」を終えて
文:花塚水結、出口夢々
何とか乗り切った夏——花塚水結
本特集でなんとZIELは1周年を迎えました!
記事を読んでくださったみなさま、本当にありがとうございます。1周年の感謝は別記事でアップしていますので、そちらを読んでいただけるとうれしいです(記事はこちら)。
さて、今月は食、ファッション、映像作品、ひんやりアイテム……と、暑い夏を乗り切るための生活術をテーマに記事を制作してきました。
特に印象的だったのは、『60歳からの着こなし』著者・花本幸枝さんに教わった、「60代女性のファッション」について。本の発売1週間前から、毎日夏の1コーデを紹介するとともに、おしゃれのルールを教えていただきました。
▼半袖は着ない! 夏コーデの流儀
▼60代ファッション「足し算」
▼お金をかけるところ・かけないところ
▼プリントものはZARA一択!
▼リサイクルショップの活用術
▼「髪型」も大事なファッションの一部
▼60歳を過ぎたら好きな洋服を着る!
世代は違えど、アイテムの合わせ方や選び方まで、本当に勉強になりました。そして何よりファッションは自分の気分を高めてくれるもの。忙しい朝、「これでいいか」と選ぶよりも、ちょっと余裕を持って「今日はこれにしよう!」と決めると、やっぱり1日のテンションが違います。朝はギリギリまで寝ていたい派の私も、この夏はちょっとだけ早起きして洋服を選ぶ幸せを感じよう、そう思っていたのですが——。
8月も後半に差し掛かろうとしていたある日、新型コロナウイルスに感染してしまったのです……。入院こそはしなかったものの、連日の高熱に完全ノックダウン。身体中が痛く、食欲も沸かず、何もできずにただ寝込む日々を過ごしていました。
まだ連日の高熱による「何もしていないのに筋肉が痛い」状態が続いていて、身体が悲鳴を上げているのですが(これが辛い)、幸い後遺症もなく、無事に外出OKとなり、何とか乗り切ることができました。危険と隣り合わせで検査をしてくれた医療従事者の方々、何か食べれるものはと常に探し回ってくれた家族には本当に感謝しかありません。
食もファッションも娯楽ももちろん大事ですが、一番大事なのは「体力」だなと痛感した夏になりました(笑)。だんだん気温も落ち着いてきたので、まずは軽い散歩から始めて早く体力を取り戻したいなと思います。どうか、みなさまもお気をつけて……。
おうちで過ごす2021年の夏——出口夢々
暑い日々が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか? 2021年7・8月特集「夏を乗り切る生活術」は本日で終了ですが、まだまだ暑さは残りそう。ですので、9月になっても「暑いな〜何をするにも億劫だな〜」と感じた際には、ぜひ本特集を読み返してみてください。
ファッションに日々の生活を楽にするアイテムにホラー映画にと、さまざまな方法で夏を乗り切る術をご紹介しましたが、私が重宝したのは、レシピの記事です。
▼立花祐子さん直伝 主食にも夜食にもおやつにも!「うどん餃子」5分レシピ
▼川﨑恵美さん直伝! 夏でもご飯がすすむ 栄養たっぷり「ニラタマトマ炒め」
▼きょうこばぁば直伝! ゴーヤと魚肉ソーセージの天ぷら
▼立花祐子さん直伝 暑い夏でもさっぱり! 豚肉の豚とトマトのつけめん
▼きょうこばぁば直伝! シンガポールチキンライス
どのレシピもとっても簡単で、10分以内でつくれるものだったので、何度も何度もつくりました。一昨日も「ニラタマトマ炒め」の「炒めタレ」を応用して、豚肉とたまごの炒め物をつくったばかり。ご飯がすっごく進むので、1口1口を大切に白米を食べました(笑)。
そして、立花祐子さんに教わった「豚肉の豚とトマトのつけめん」は、お昼ご飯によくつくるレシピです。このつけめん、おうちごはんとは思えないほどクオリティーが高いんです。つけ汁のベースとなるのはめんつゆに味噌、醤油と、家に常備されているものだけ。なのに、完成したスープからは自分でつくったとは思えないほどのコクや旨みを感じられて……! すっごくおいしくて、中華麺やそうめん、うどんと麺を変えて何度も食べたのですが、私のお気に入りは中華麺でした。スーパーに売っている、1袋98円のちぢれ麺を茹でるだけで本格的なつけ麺を楽しめるので、ぜひつくってみてください。
……と、「夏を乗り切る生活術」を振り返る本原稿を書いていて、気がつきました。夏らしいことをまったくしていないと。このご時世なので仕方のないことなのかもしれませんが、スイカすら食べていない夏ははじめて。暑いので外出を渋り、家で映画を観たり本を読んでいたら8月31日になってしまいました。とりあえず、今日の仕事が終わったらスーパーにスイカを買いに行きます。夏を感じられなかった出口に、ぜひコメント欄でみなさんの今年の夏の思い出を教えてください!
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