60歳を過ぎたら好きな洋服を着る!
『60歳からの着こなし』著者・花本幸枝が教える!
取材・文:花塚水結
長年ファッション業界で勤めている経験を活かし、雑誌『素敵なあの人』(宝島社)では「おしゃれの方法論」を連載しているグッドエイジスタイリストの花本幸枝さん。
そんな花本さんが8月5日(木)に『今日からもっと自由にもっと楽しく 60歳からの着こなし』(大和出版)を出版することになりました!
発売を記念して、どのような思いで本を書かれたのかをインタビュー。発売までの1週間、毎日1コーデを紹介しながら、「60代女性のファッション」について、語っていただきます。
ポイントは1つだけ押さえて自由なファッションを
これまでの記事でもファッションのルールやセオリーをご紹介してきましたが、もう60歳を過ぎたら「自分の好きなファッション」をして元気になってもらいたいと思っています。
今の60代以上の方たちってすごく真面目で、マニュアルにしたがって生きてきましたから、「60代になったらファッションはこうするべき!」という考え方から外れられない方も多いのではないでしょうか。
しかし、結局はどんなルールを守るよりも「自分の好きなファッション」が一番似合うんですよね。
そして似合う洋服がわかるのはやっぱり自分だと思います。だって、もう何十年も自分で選んだ洋服を着てきた経験があるわけですから。
同じ世代の方を見ていると、ファッションに対して我慢している方も多い気がします。でも、お金をかけずとも、コンプレックスがあっても、ファッションは楽しめる——長年ファッション業界で働き、歳を重ね、たくさん失敗してきた私だからこそ、自信を持って言えます。
「ここだけ押さえればおしゃれに見える!」というポイントは、8月5日に出版する『60歳からの着こなし』(大和出版)にたくさん詰め込みました。ですが、ファッションで一番大切にしてほしいことは、「自分の気分を上げるために、おしゃれをすること」です。人の目を気にするよりも、これからは自分のために装いましょう。
ファッションは女性を元気にしてくれます。ルールはあくまでも参考に、そして自分流のおしゃれで、これからの人生をもっと楽しんでいただきたいと思います!
SUMMER LOOKBOOK Day7
黒を基調としたマダム感のあるコーディネートに。袖がある黒いトップスは一見重めに見えてしまいがちですが、シースルー素材で、深く開いたVネックなので、スッキリして見せることができます。
このトップスの裾にはゴムが入っているのですが、これがとても便利なんです。トップスをインするか、アウトするか、どっちがいいのか悩んだとき、ゴムが入っていれば好きな高さでキープすることができます!
そして胸元を開けたときには必ずネックレスをしましょう! ここでもキラッとしたアクセサリーがよいです。
また、このワイドパンツは麻素材で光沢感がある生地なので、黒い洋服を着ていても軽く見せてくれます。
- 書籍情報
- 『今日からもっと自由にもっと楽しく 60歳からの着こなし』(大和出版)
定価:1500円(+税)
発売日:2021年8月5日
ISBN:978-4804763521
購入ページ: https://www.amazon.co.jp/dp/480476352X/
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花本幸枝
1961年生まれ。大手アパレルメーカーでMDディレクターとして、新ブランド開発、大型店MDを担当。独立後は、ファッションにとどまらず、インテリア、呉服など他業種のリニューアルや新業態開発も行う。近年は「グレイヘアスタイリスト」として活動。雑誌やTV出演、トークショーを行いながら、パーソナルスタイリングのサービスも提供。現在は、グレイヘアにこだわらず同年代の女性たちが輝けるサポートを中心に、「グッドエイジスタイリスト」として活動。雑誌『素敵なあの人』(宝島社)にて「おしゃれの方法論」を連載中。ファッションブログも毎日更新中。
■オフィシャルサイト: https://www.sachie-hanamoto.com/
■ブログ: https://profile.ameba.jp/ameba/gakettpuchi-50
■Instagram: https://www.instagram.com/sachiehanamoto/?hl=ja
まだデータがありません。
花本さんの新刊書籍に興味があるのですが表紙は好きではないです。
60代のご年配のモデルさんを見るとき購入する気が正直なところ失せました。
あえて現実的な読者モデルさんを並べたのは意図的なのでしょうか。
ご年配感がありすぎて正直なところ引いてしまいました。
表紙ぐらいは、華のあるご年配モデルさんを望みます。
記事をご高覧そしてコメントをいただき、誠にありがとうございます!
こちらの書籍の制作に私は関わっておらず、表紙の意図的な部分についてはお答えいたしかねます。ご期待に沿えず、申し訳ござません。
ただ、私はこの本を読んで、「モデルさんのように『憧れ』の対象としてではなく、同世代の方や女性に『勇気』を与えてくれる存在」なのではないかな、と感じました。世代は違いますが、私は勇気をもらったうちの一人です。「失敗したら嫌だから挑戦するのはやめよう」と思っていたアイテムも、「ここに気をつければ、挑戦できるようになるかもしれない!」と前向きに考えられるようになりました。
また、書籍の内容も写真で説明している部分は少なく、文章で納得させてくれる内容になっております。もし購入をご検討でしたら、少しでもご参考になれば幸いです。(花塚)