漢字で今日もいい感じ〜【vol.6】
読めると気持ちいい! 難読漢字でちょっといい感じの自分へ
文:花塚水結
編集部の花塚と一緒に「難読漢字」を読んで、今日はちょっとだけいい「感じ」の自分へ。第6弾です!
今回の難読漢字のテーマは「体の部位」です。「旋毛」や「顳顬」……一体、何と読むのでしょうか? 難読漢字で昨日よりも少しだけいい「感じ」になっちゃいましょう!
部首に注目すれば導き出せる!?
まずは「踵」。一体、何と読むのでしょうか?
ヒントは、部首からわかるように、足の一部です!
正解は……
「かかと」でした。
かかとは、足の裏の後ろのほうのこと。「くびす」や「きびす」とも読みます。
「踵(きびす)を返す」という慣用句の「きびす」とはまさにかかとのこと。「元の方向へ引き返す」という意味で用いられる語ですが、かかとを来た方向に向けることから来ています。
体にない人と、何個もある人がいる
次は「旋毛」。一体、何と読むのでしょうか?
ヒントは、「毛」とつくだけあって、「毛」に関連する部分です。上半身……さらに言えば頭にあります!
正解は……
「つむじ」でした。
つむじとは、頭髪のうず状に生えている部分のこと。
また、「せんもう」と読めば「うずのように巻いた毛」を意味し、「つむじ」とは別の意味になります。こちらも併せて覚えちゃいましょう!
つむじは一般的には1つですが、人によってはなかったり、いくつかある人もいますよね。みなさんはいくつありますか?
見えたり、見えなかったり……?
次は「靨」。一体、何と読むのでしょうか?
ヒントは、顔の一部分です!
正解は……
「えくぼ」でした。
えくぼは、笑ったときにできる頬のくぼみのこと。「笑窪」とも書きます。
えくぼと言えば、ももいろクローバーZの百田夏菜子さんが「えくぼは恋の落とし穴」というキャッチフレーズを使っていますが、本当に、えくぼがある人の笑顔ってかわいいですよね〜……。えくぼで恋の相手を落とす人生、どこ〜……?
大事な契約時に使う体の1つ
次は「拇」。一体、何と読むのでしょうか?
ヒントは、「拇」がつく単語を思い浮かべると……? 最近は、あまりしなくなりましたけどね。
正解は……
「おやゆび」でした。
おやゆびは、手足の指で一番太い指のこと。「親指」とも書きます。おやゆびで捺印する「拇印」を思い浮かべると、納得できますよね。
ところで、「拇」は「手」に「母」と書きますが、「お母さん指」は「人差し指」のことですよね。なんで「おやゆび」って読むんだ! と思い、調べてみると、「母」は「ボ」という音を表しているだけのようです。日本語ってむずかしいな〜。
人間の急所の1つ
次は「鳩尾」。一体、何と読むのでしょうか?
ヒントは、体の中心部分にあります!
正解は……
「みぞおち」でした。
みぞおちは、胸の中央、胸骨の下の窪んだ部分のこと。「みずおち」や「きゅうび」とも読みます。
私は小学校のとき空手を習っていたのですが、当時の師範に「みぞおちは体のなかで鍛えられない急所の1つだから、絶対に突きをもらってはいけない。でも、相手のみぞおちは狙っていけ!」と口酸っぱく言われてきました。辞めてからもう10年以上経ちましたが、繰り返し言われてきたことは忘れないものですね。
顔のある一部分
次は「顳顬」。一体、何と読むのでしょうか?
ヒントは、ある食べ物を噛んだときに動く部分です。
正解は……
「こめかみ」でした。
こめかみは、耳の上、目尻のわきの部分。米を噛むと動くことからその名がついたそうです。このシンプルなネーミングセンス、いいですね。ちなみに、「蟀谷」とも書きます。こちらもむずかしい漢字……!
体の部位で、いい「感じ」な自分になれたでしょうか? いつだか、学校の先生から「体に関する漢字には『にくづき』がつきますよ」と教わりましたが、全然ついてないし!!!
みなさんは、いくつ読めましたか? ぜひコメント欄で教えてください〜!
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