【東京都】2023年3月から開催される展覧会
展覧会の見どころを一挙紹介(東京都版)
文:出口夢々、花塚水結、早津愛恵
2023年3月から東京都で開催されている展覧会の情報を紹介します! ぜひ、足を運んでみてください。
展覧会情報
◆ていねいに美しく暮らす 北欧デザイン展
ジャンル:デザイン
日本橋髙島屋開店90年を記念した展覧会。椅子研究家の織田憲嗣氏が収集した椅子などの家具からインテリアアクセサリー、食器まで、総勢70名以上のデザイナーによる300点以上の作品を展示する。
会場:日本橋高島屋S.C.
会期:2023年3月1日(水)〜3月21日(月)
観覧料:1000円
開館時間:10時30分〜19時30分※
休館日:無休
最寄り駅:東京駅、日本橋駅
HP:https://www.takashimaya.co.jp/store/special/hokuou/index.html
※入場は閉場の30分前まで
※最終日は18時00分閉場
◆ルーヴル美術館展 愛を描く
ジャンル:西洋美術
人間の根本的な感情である「愛」は、古代以来西洋美術の根幹をなすテーマの1つだ。本展では、ルーヴル美術館の膨大なコレクションから精選された「愛」の名画73点の絵画を展示。西洋社会で表現されてきた様々な愛の概念を浮き彫りにしていく。
会場:国立新美術館 企画展示室1E
会期:2023年3月1日(水)〜6月12日(月)
観覧料:一般2100円※
開館時間:10時00分〜18時00分※
休館日:毎週火曜日※
最寄り駅:乃木坂駅、六本木駅
HP:https://www.ntv.co.jp/love_louvre/
※事前予約制(日時指定券)導入
※毎週金・土曜日は20時00分まで、入場は閉館の30分前まで
※3月21日(火・祝)、5月2日(火)は開館、3月22日(水)は休館
本展をZIEL編集部が訪れました!
[出口コメント]
神話で描かれた愛、キリスト教の宗教的な愛、官能の愛、悲劇の愛、家族の愛……愛のあり方に圧巻される展示でした。絵画に描かれている神々や人々のまなざしに注目して作品を見てみると、情熱や欲望、苦悩、悲しみなど愛の根底にあるさまざまな感情が浮かび上がってくるようです。
18世紀フランス絵画の至宝、フラゴナールの《かんぬき》が26年ぶりに来日するのも本展のみどころですが、個人的には、大好きな画家であるユベール・ロベールの作品が来日していたのもうれしいポイントでした。ぜひみなさんもお気に入りの愛のかたちを探しに、国立新美術館へ足を運んでみてください!
[花塚コメント]
今回は「愛」をテーマにした展示会ということで、いろいろな愛を描いた作品が並んでいました。私が特に好きだったのは、サッソフェラートの《眠る幼子イエス》。聖母マリアがイエスを優しく抱きかかえているのですが、その表情が何ともいえない、複雑さを持っているんです。イエスの寝顔を見て微笑んでいるようにも、どこか儚げで悲しんでいるようにも見える、母の愛を感じる作品でした。
あと、個人的には2022年に開催された「ボテロ展 ふくよかな魔法」で、《眠る幼子イエス》のオマージュ作品とされる《コロンビアの聖母》を鑑賞していたことを思い出し、「これが本物か!」と、ひとりでにテンションが上がりました。
◆深瀬昌久 1961-1991 レトロスペクティブ
ジャンル:写真
1960年代の日本の写真史のなかで独自のポジションを築いた深瀬昌久の展覧会。本展では、〈遊戯〉〈洋子〉〈烏(鴉)〉〈家族〉など、主要作品を網羅した東京都写真美術館のコレクションに加え、《無題(窓から)》〈洋子〉、日本大学芸術学部が1980年代初頭に収蔵した〈烏(鴉)〉、個人所蔵の〈ブクブク〉〈サスケ〉ほか、充実した作品群を展示する。
会場:東京都写真美術館
会期:2023年3月3日(金)~6月4日(日)
観覧料:65歳以上350円、一般700円
開館時間:10:00~18:00※
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)※
最寄り駅:恵比寿駅
HP:http://www.topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4274.html
※日時指定予約可能
※入場は閉館の30分前まで
※木・金曜日は20:00まで開館
※5月1日は開館
◆The Original
ジャンル:デザイン
世の中に深く影響を与えるデザインを「The Original」と定義し、紹介。家具、食器からテキスタイルや玩具など約150点のプロダクトを展示する。
会場:21_21 DESIGN SIGHT
会期:2023年3月3日(金)~6月25日(日)
観覧料:1400円
開館時間:10:00~19:00※
休館日:火曜日※
最寄り駅:六本木駅、乃木坂駅
HP:https://www.2121designsight.jp/program/original/
※入場は閉館の30分前まで
※3月21日は開館
◆特別展「東福寺」
ジャンル:仏画、仏像
京都を代表する禅寺の1つ、東福寺。東福寺の寺宝をまとめて紹介する初の機会となる本展では、「画聖」とも崇められた絵仏師・明兆(みんちょう)による記念碑的大作「五百羅漢図」現存全幅を修理後初公開するとともに、巨大伽藍にふさわしい特大サイズの仏像や書画類の優品も一堂に展覧する。
会場:東京国立博物館 平成館
会期:2023年3月7日(火)~5月7日(日)
観覧料:2100円
開館時間:9:30~17:00※
休館日:月曜日※
最寄り駅:上野駅
HP:https://tofukuji2023.jp/
※日時指定予約可能
※入館は閉館の30分前まで
※3月27日、5月1日は開館
◆ヨーロピアン・モード
ジャンル:服飾
本展では、宮廷が流行を生み出した18世紀から、産業の発達や社会の成熟とともに変化する19世紀を経て、若者や大衆が流行の担い手となった20世紀末まで、ヨーロッパを発信源とする約250年の女性モードの変遷を、その社会背景とともに紹介する。
会場:文化学園服飾博物館
会期:2023年3月10日(金)~5月20日(土)
観覧料:500円
開館時間:10:00~16:30
休館日:日曜日、祝日
最寄り駅:新宿駅
HP:https://museum.bunka.ac.jp/
※入館は閉館の30分前まで
◆春の江戸絵画まつり 江戸絵画お絵かき教室
ジャンル:日本画
府中市美術館恒例の「春の江戸絵画まつり」。本展は「描く」ということに着目し、画材や技法の基礎知識から描き方のコツまで、さまざまな側面から江戸絵画の「描く」に迫る。
会場:府中市美術館
会期:2023年3月11日(土)~5月7日(日)
観覧料:700円
開館時間:10:00~17:00※
休館日:月曜日※
最寄り駅:府中駅
HP:https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakuten/2022_EDO_oekaki_exhibition.html
※入館は閉館の30分前まで
※5月1日は開館
◆【特別展】世界遺産登録10周年記念 富士と桜―北斎の富士から土牛の桜まで―
ジャンル:絵画
2013年にユネスコの世界遺産に登録された、世界に誇る日本のシンボル・富士山。本展では世界遺産登録10周年を記念し、富士山を描いた日本画と浮世絵を中心に、同じく日本の象徴である桜を題材とした日本画を展示する。
会場:山種美術館
会期:2023年3月11日(土)~5月14日(日)
観覧料:1300円
開館時間:10:00~17:00※
休館日:月曜日※
最寄り駅:恵比寿駅
HP:https://www.yamatane-museum.jp/exh/2023/fuji-sakura.html
※日時指定予約可能
※入館は閉館の30分前まで
※5月1日は開館
◆VOCA展2023 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─
ジャンル:現代美術
全国の美術館学芸員、研究者などに40歳以下の若手作家の推薦を依頼し、その作家が平面作品の新作を出品するという方法により、毎年全国各地から未知の優れた才能を紹介している現代美術展。平面」の可能性を追求した多様な作品を紹介する。
会場:上野の森美術館
会期:2023年3月16日(木)〜3月30日(木)
観覧料:800円
開館時間:10:00〜17:00※
休館日:無休
最寄り駅:上野駅
HP:https://www.ueno-mori.org/exhibitions/voca/2023/
※入館は閉館の30分前まで
◆北斎バードパーク
ジャンル:日本画
鳥を描いた作品を多く残した葛飾北斎。本展では、江戸時代の人々が目にしていたさまざまな種類の鳥から、意匠として描き出された鳥、画面に奥行きや趣を与えたり、場面の象徴として描かれた鳥など、北斎一門の描いた鳥を幅広く紹介する。
会場:すみだ北斎美術館
会期:2023年3月14日(火) 〜 2023年5月21日(日)
観覧料:65歳以上700円、一般1000円
開館時間:9:30~17:30※
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
最寄り駅:両国駅
HP:https://hokusai-museum.jp/BirdPark/
※入館は閉館の30分前まで
◆東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密
ジャンル:絵画、彫刻、工芸
1952年に開館し、本年度は開館70周年にあたる東京国立近代美術館。これを記念して、明治以降の絵画・彫刻・工芸のうち、重要文化財に指定された作品のみによる豪華な展覧会を開催する。新しい表現を打ち立てた「問題作」がどのような評価の変遷を経て重要文化財に指定されるにいたったのか――美術史の秘密に迫る。
会場:東京国立近代美術館
会期:2023年3月17日(金)~5月14日(日)
観覧料:1800円
開館時間:9:30~17:00※
休館日:月曜日※
最寄り駅:竹橋駅
HP:https://jubun2023.jp/
※入館は閉館の30分前まで
※金・土曜日は20:00まで開館
※3月27日、5月1・8日は開館
◆さばかれえぬ私へ Tokyo Contemporary Art Award 2021-2023 受賞記念展
ジャンル:写真
東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)が主催する、中堅アーティストを対象とした現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」。「さばかれえぬ私へ/Waiting for the Wind」という言葉を冠した本展では、第3回受賞者の志賀理江子と竹内公太の作品を展示する。
会場:東京都現代美術館
会期:2023年3月18日(土)~6月18日(日)
観覧料:無料
開館時間:10:00~18:00※
休館日:月曜日
最寄り駅:清澄白河駅、木場駅、菊川駅
HP:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/TCAA_2021_2023/
※入場は閉館の30分前まで
◆土門拳の古寺巡礼
ジャンル:写真
ドキュメント、人物、古美術、建築、風景、そのいずれにも忘れがたい作品を残し、日本の写真史に巨歩を記した土門拳の展覧会。本展では、カラーの代表作と、土門を魅了した室生寺の釈迦如来坐像をはじめ、重量感のある平安初期の木彫仏を中心にモノクロームの仏像写真と、合わせて約120点を展示する。
会場:東京都写真美術館
会期:2023年3月18日(土)~5月14日(日)
観覧料:65歳以上900円、一般1100円
開館時間:10:00~18:00※
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)※
最寄り駅:恵比寿駅
HP:http://www.topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4317.html
※日時指定予約可能
※入場は閉館の30分前まで
※木・金曜日は20:00まで
※5月1日は開館
◆憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷
ジャンル:絵画
19世紀後半から20世紀はじめにかけて、ゴーガンやモネなどの画家たちが訪れたフランス北西部のブルターニュ地方。同じころ、黒田清輝、藤田嗣治ら日本の画家たちも同地を訪れていた。本展にはブルターニュの自然や風俗、歴史を題材とした作品約160点が集結。日本の地にいながら、作品を通してブルターニュを旅する気分を味わえる。
会場:国立西洋美術館
会期:2023年3月18日(土)~ 6月11日(日)
観覧料:2100円
開館時間:9:30~17:30※
休館日:月曜日※
最寄り駅:上野駅
HP:https://bretagne2023.jp/
※入館は閉館の30分前まで
※金・土曜日、5月1・2・3・4日は20:00まで開館
※3月27日、5月1日は開館
◆特別展 大阪市立東洋陶磁美術館 安宅コレクション名品選101
ジャンル:東洋陶磁
世界有数の東洋陶磁の名品を所蔵する大阪市立東洋陶磁美術館の中核をなす「安宅コレクション」。本展では安宅コレクションから国宝2件、重文11件を含む珠玉の101件を展示する。
会場:泉屋博古館東京
会期:2023年3月18日(土)~5月21日(日)
観覧料:1200円
開館時間:11:00~18:00※
休館日:月曜日
最寄り駅:六本木一丁目駅、神谷町駅、溜池山王駅
HP:https://sen-oku.or.jp/program/20230318_moco101/
※入館は閉館の30分前まで
※金曜日は19:00まで開館
◆自然という書物 15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート
ジャンル:版画
15世紀から19世紀までの西洋のナチュラルヒストリー(自然誌/博物学)とアート(美術/技芸)のつながりに注目し、人間が表してきた自然のすがた・かたちを紹介する。
会場:町田市立国際版画美術館
会期:2023年3月18日(土)~5月21日(日)
観覧料:900円※
開館時間:10:00~17:00※
休館日:月曜日
最寄り駅:町田駅
HP:http://hanga-museum.jp/exhibition/schedule/2023-516
※3月22日、4月26日は65歳以上は無料
※入場は閉館の30分前まで
※土・日曜日、祝日は17:30まで開館
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