2022年8月から開催される展覧会を一挙紹介
展覧会の見どころを解説
文:半田明日香
2022年8月から東京都で開催される7の展覧会の情報を一挙に紹介します!
絵画や写真、伝統工芸と、さまざまなジャンルのアートを楽しめます。各展覧会ともコロナ対策は十分。
ぜひ、足を運んでみてください。
展覧会一覧
◆脚本家 黒澤明
幾多の名脚本家に支えられ、次々と傑作映画を生み出した映画監督、黒澤明。若い頃からドストエフスキー、シェイクスピア、山本周五郎など世界的に有名な文豪の影響を受けながら、脚本家と共にシナリオを書き、そのシナリオをもとに映画を撮った。本展では、黒澤作品の専門家の協力を得て、こうした黒澤の脚本生成の過程などを分析。「シナリオ作家黒澤」の創作の秘密を解き明かしていく。
会場:国立映画アーカイブ 展示室
会期:2022年8月2日(火)~11月27日(日)
観覧料:250円、65歳以上は無料
開館時間:11時00分~18時30分※(入室は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、9月6日~9日、9月27日~10月2日
最寄り駅:京橋駅、宝町駅、銀座一丁目駅、東京駅
HP:https://www.nfaj.go.jp/exhibition/akirakurosawascreenwriter2022/#section1-1
※ 毎月末金曜日は20時00分まで開館
◆「絶景かな 絶景かな」展
本展では、海岸、砂浜、滝などの雄大な自然や目を見張る高層建築やドラマチックな夕日や夜景などの美しい景色など、雄大な風景や観光名所の数々が描かれた世界の切手を紹介する。コロナ禍の影響で、海外旅行を楽しむことが難しい昨今。いつか訪れる日を心待ちにしながら、世界の切手を楽しむことができるだろう。
会場:切手の博物館1階 企画展示室
会期:2022年8月2日(火)~11月27日(日)※
観覧料:200円
開館時間:10時30分~17時00分
休館日:月曜日
最寄り駅:目白駅、高田馬場駅、雑司が谷駅
HP:https://kitte-museum.jp/2022/02/18/k20220802/
※毎月23日のふみの日は入館無料。23日が休館日の場合、翌24日が無料
◆WHO ARE WE 観察と発見の生物学
通常は国立科学博物館の収蔵庫に保管されている490万点もの標本。本展では、それらのうち、世界屈指の動物標本コレクションとして知られる「ヨシモトコレクション」を紹介する。そのほか、選りすぐりの哺乳類などの標本も展示。標本の姿を通して、見つめる眼と見つける眼を育み、「観察の眼、発見の芽」を体得することで、動物との共通点や日常とのつながりなど、標本にまつわる学びを得ることができるだろう。
会場:国立科学博物館
会期:2022年8月5日(金)~9月25日(日)
観覧料:630円、65歳以上無料
開館時間:9時00分~17時00分※(入館は閉館の30分前まで)
休館日:9月5日、12日、20日
最寄り駅:上野駅、京成上野駅
HP:https://www.kahaku.go.jp/event/2022/08whoarewe/
※2022年8月5日~8月14日は18時00分まで開館
※日時予約制
◆イメージ・メイキングを分解する
イメージとは絵画、写真、映画、テレビなどの視覚表現や、脳内で見る夢や言葉にならない曖昧な印象、そして目に見えるものから心の中に浮かんだもののこと。これらに形を与えることは、「イメージ・メイキング(image-making)」と呼ばれている。近年、科学的探究心と技術の発展によって、こうしたイメージ・メイキングが飛躍的に進化している。本展では、本来肉眼では見ることはできないイメージをつくり出すことを可能にしたイメージ・メイキングの装置や機器の展覧を通して、さまざまな技術や原理を紹介する。そのほか、イメージ・メイキングを新たなものへと再発明してきた作家たちの作品を展覧する。
会場:東京都写真美術館
会期:2022年8月9日(火)~10月10日(月)
観覧料:700円、65歳以上350円
開館時間:10時00分~18時00分※(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
最寄り駅:恵比寿駅
HP:https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4276.html
※木、金曜日は20時00分まで開館
◆日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱
日本の文化の中心を担い、美術を保護、奨励してきた皇室。そこで代々伝えられてきた優品の数々は、特筆すべき重要な存在だ。本展では、宮内庁三の丸尚蔵館が収蔵する皇室の珠玉の名品と、東京藝術大学のコレクションを加えた82件の多種多様な作品を通じて、「美の玉手箱」をひも解き、日本美術の豊かな世界をたどる。2021年に三の丸尚蔵館の収蔵品として初めて国宝に指定された5作品、若冲が約10年をかけて制作した「動植綵絵」の一部などを一堂に公開。日本美術の世界を知ることができるだろう。
会場:東京藝術大学大学美術館
会期:2022年8月6日(土)~9月25日(日)※
観覧料:2000円
開館時間:10時00分~17時00分(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:上野駅、京成上野駅
HP: https://tsumugu.yomiuri.co.jp/tamatebako2022/index.html
※会期中、作品の展示替えおよび巻替えがあります
前期展示①:8月6日~8月28日/前期展示②:8月6日~9月4日
後期展示①:8月30日~9月25日/後期展示②:9月6日~9月25日
※9月19日は開館
◆国立新美術館開館15周年記念 李禹煥
国立新美術館開館15周年を記念して、国際的にも大きな注目を集めてきた「もの派」を代表する美術家、李禹煥の大規模な回顧展を開催する。李禹煥が自らを考案した彫刻と絵画の2つのセクションのもと、1960年代初期の作品から現代の最新作までを紹介しながら、李の仕事と経過と性格を網羅的に浮き彫りにしていく。野外展示場では石とステンレスを用いた大型作品が設営される予定。
会場:国立新美術館
会期:2022年8月10日(水)~11月7日(月)
観覧料:1700円
開館時間:10時00分~18時00分(入場は閉館の30分前まで)
休館日:火曜日
最寄り駅:六本木駅、乃木坂駅
HP:https://leeufan.exhibit.jp/
※ 金・土曜日は20時まで開館
◆合縁奇縁~大倉集古館の多彩な工芸品~
1902年、大倉喜八郎が自邸の一部を美術館として公開したことがきっかけとなって設立へと至った大倉集古館。喜八郎が集めたものは日本・東洋の仏教美術、絵画、工芸品、考古遺物、典籍など広範に及んだ。本展では、そんな喜八郎のコレクションのうち、大倉財閥ゆかりの刀剣や中国の陶俑などを紹介。関東大震災の爪痕を残す作品も含め、長く公開されなかった貴重な工芸品を、東京国立博物館の優品とともに展観する。大倉集古館ならではの作品を通して、明治から昭和にかけての美術品収集の軌跡をたどることができるだろう。
会場:大倉集古館
会期:2022年8月16日(火)~10月23日(日)
観覧料:1000円
開館時間:10時00分~17時00分※(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:六本木一丁目駅、神谷町駅、虎ノ門ヒルズ駅、溜池山王駅、虎ノ門駅
HP:https://www.shukokan.org/exhibition/future.html
※祝日の場合は翌火曜日
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