2021年3月から開催される展覧会を一挙紹介
展覧会の見どころを解説
文:出口夢々
2021年3月から東京都で開催される22の展覧会の情報を一挙に紹介します!
絵画や浮世絵、グラフィックまで、さまざまなジャンルのアートを楽しめます。各展覧会ともコロナ対策は十分。ぜひ、足を運んでみてください。
サムネイル画像:
甲斐庄楠音《横櫛》 大正5(1916)年頃、京都国立近代美術館、通期展示
橘小夢《安珍と清姫》 大正末頃、弥生美術館、後期展示(4月20日~5月16日)
上村松園《焰》大正7(1918)年、東京国立博物館、東京展のみ、3月23日~4月4日
※本記事における画像写真の無断転載を禁じます。
◆ZIELのココに行ってみたい!①
東京国立近代美術館「あやしい絵展」
西洋文化の影響で開花した「あやしい絵」
政治や経済、文化といったあらゆる方面において、西洋から知識・技術がもたらされた明治期。文明の発展は美術にも影響をおよぼし、西洋の影響を受けたさまざまな美術思想の発展と制作における実践が矢継ぎ早に起こりました。そんななか生まれた表現が「あやしい絵」です。
「あやしい絵」とは、退廃的、妖艶、グロテスク、エロティックなど——「美しい」の一言では形容しきれない表現が見られる絵のこと。美術界の一部からは批判を受けましたが、文学などをバックグラウンドとして大衆に広まっていきました。これらの絵を読み解くカギとなるのが「欲望」と、それに付随する「狂気」です。
「好きな男のためならなんでもする」女の狂気
私たちに不穏な微笑みを見せる女性。美しく着飾っていますが、ぬめりけのある、生々しさがどことなく滲み出ています。おしろいで隠されたはずの血の通った肌感や、背景の開き切った花の描写が、官能的な雰囲気を漂わせる作品です。
この女性のモデルは、作者である甲斐庄の義姉。歌舞伎の演目である河竹黙阿弥の「処女翫浮名横櫛(通称「切られお富」)」の一場面を真似て描いたと言われています。「処女翫浮名横櫛」は、かつての恋人のためにゆすりや殺人に手を染め、最後は恋人と自害する悪女の話。元・恋人に渡す金を用意するために悪党をゆすり、夫も殺して金を奪う——「好きな男のためならなんでもする」その覚悟と欲望と狂気が、じわりとにじみ出ています。
狂気とエロティックさの共存
紀州の道成寺伝説がもととなっている「安珍と清姫」のクライマックスを描いた作品。物語では、安珍が隠れた鐘に清姫が巻きつき、安珍を焼き殺しますが、この作品ではその姿を透視したかのように鐘のなかの様子が描かれています。全裸の安珍に蛇となった清姫が絡みつき、接吻しようとする光景は、エロティックさと美しさが共存しています。
欲望やエロティックさ、狂気がより一層描かれるようになったのは、明治以降のこと。個性や自由の尊重という西洋的な思想が流布したことにより、人々の価値観が変化。人間の心の奥底に潜んだ欲望が赤裸々になり、美しいものや醜いものとしてさまざまなかたちを借りて表されるようになったのでした。見る側も、自分の心のなかにある欲求や願望を作品に重ね合わせながら、鑑賞するようになったのです。
日本画家をも魅了したファム・ファタール
惹き込まれるような魔性が描かれた《マドンナ・ピエトラ》。美しい裸体や肉感的な唇、吸い込まれそうな瞳は、鑑賞者を魅了します。マドンナ・ピエトラはダンテの詩で詠われる女性で、彼女に恋する男性は医師に閉じ込められてしまいます。いわゆる「運命の女(ファム・ファタール)」の典型なのですが、西洋美術における登場人物の意味深げな身振りや視線の描かれ方は、日本の画家たちに大きな影響を与えたのでした。
幕末から昭和初期に製作された絵画や版画、雑誌、書籍の挿絵などから、「あやしい絵」が展示されています。人々を魅了する「あやしい絵」の根底に渦巻く欲望や赤裸々な感情を見ているうちに、自分の価値観や考え方も変化するかも……!? まずは足を運んで、作品の放つ “あやしい” 雰囲気を堪能したい展覧会です。
会場:東京国立近代美術館
会期:2021年3月23日(火)〜5月16日(日)
観覧料:1800円
開館時間:9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)※
休館日:月曜日、5月6日※
最寄り駅:竹橋駅、九段下駅、神保町駅
HP:https://ayashiie2021.jp/
※金・土曜日は20:00まで
※3月29日、5月3日は開館
◆ZIELのココに行ってみたい!②
東京都現代美術館「ライゾマティクス_マルティプレックス」
2021年に設立15周年を迎えるrhizomatiks(ライゾマティクス)初の大規模個展が開催されます!
ライゾマティクスとは、人とテクノロジーの関係を追求するフルスタック集団。企画の立案からハードとソフト開発、オペレーションにいたるまで、チームが一貫して取り組んでいます。斬新なインパクトを持つ時間/空間的表現は、国際的にも高い評価を獲得。ビョークや、スクエアプッシャー、Perfume、野村萬斎などの世界的に活躍するアーティストとのコラボレーションも多数実施しています。
ポスト・コロナの社会において、オンライン化が進む世界。そのような環境で我々人間は、どのようにコミュニケーションをはかり、人間関係を築くのか——。デジタルなネットワーク社会のなかで生きる人間性の可能性と、未知の視覚ビジョンを追求するライゾマティクスの魅力を伝える展覧会です。
会場:東京都現代美術館
会期:2021年3月20日(土)〜6月20日(日)
観覧料:1500円(65歳以上900円)
開館時間:10:00〜18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、5月6日※
最寄り駅:清澄白河駅、木場駅、菊川駅
HP:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/rhizomatiks/
※5月3日は開館
展覧会一覧
◆【企画展】松丸東魚篆刻作品等受贈記念 萬象、一刀の中にあり ―篆刻家・松丸東魚の仕事
◇ジャンル:篆刻
篆刻家・松丸東魚(1901-1975)。刻印の仕事はもちろん、秦漢古印の研究や書籍の出版も手掛けた東魚は、日本の篆刻界に大きな足跡を残した。本展では、文字を刻することに生涯を捧げた松丸東魚の仕事の全貌を、大学博物館ならではの多角的な視点でたどっていく。
会場:會津八一記念博物館
会期:2021年3月1日(月)〜4月30日(金)
観覧料:無料
開館時間:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:水曜日
最寄り駅:高田馬場駅、早稲田駅、西早稲田駅
HP:https://www.waseda.jp/culture/aizu-museum/news/2020/11/30/3281/
◆【富岡展】人のかたち
◇ジャンル:土器、絵画など
古代から近代までの人のかたちをあらわした作品を特集した展覧会。古墳時代の巫女をかたどった女子像や、唐時代の三彩神将像、誠拙周樗の《寒山拾得図》など、人物のかたちをした、あるいは人物を描いた作品を展示する。
会場:會津八一記念博物館
会期:2021年3月1日(月)〜4月30日(金)
観覧料:無料
開館時間:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:水曜日
最寄り駅:高田馬場駅、早稲田駅、西早稲田駅
HP:https://www.waseda.jp/culture/aizu-museum/news/2020/11/25/3241/
◆澤田知子展 狐の嫁いり
◇ジャンル:写真
2000年度写真新世紀特別賞や、2003年度第29回木村伊兵衛写真賞を受賞、2004年には NY 国際写真センターThe Twentieth Annual ICP Infinity Award for Young Photographerに選出されるなど、デビューから現在にいたるまで、国内外で高い評価を得ている澤田知子。本展は、澤田の原点となる《Untiled》(1996)から最新作《Reflection》(2020)までの代表作を、「外見と内面の関係」を探る「狐の嫁いり」というコンセプトで構成する。
会場:東京都写真美術館
会期:2021年3月2日(火)〜5月9日(日)
観覧料:700円(65歳以上350円)
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:恵比寿駅
HP:https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3848.html
※5月3日は開館
◆「芽出たき仲間(めでたきなかま)」野菜を描く
◇ジャンル:絵画
小説家として知られる武者小路実篤。彼が描いた自然をモチーフにした絵画作品のなかから、野菜にスポットをあてて作品を紹介する。
会場:調布市武者小路実篤記念館
会期:2021年3月6日(土)〜4月18日(日)
観覧料:200円
開館時:10:00〜17:00
休館日:土・日曜日、祝日
最寄り駅:仙川駅、つつじヶ丘駅
HP:http://www.mushakoji.org/schedule/tenji.html
◆特別企画「震災と未来」展 -東日本大震災10年-
◇ジャンル:ドキュメント
2011年3月11日の東日本大震災から10年。 “震災の記憶”、“その後の人々が生んだ絆”、“未来への課題” の3つをテーマに、NHKがこれまで災害に向き合い、記録・蓄積してきた映像や資料をさまざまなプレゼンテーションで振り返るほか、震災・復興にまつわるストーリーをもった品々の展示をつうじて復興への取り組みと課題、また今後の災害に対する備えを紹介する。
会場:日本科学未来館(東京・お台場)
会期:2021年3月6日(土)〜28日(日)
観覧料:無料
開館時間:10:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:3月9日、16日
最寄り駅:東京国際クルーズターミナル駅、テレコムセンター駅、東京テレポート駅
HP:https://www.nhk.or.jp/event/art2020/
※事前予約制
◆特別展「大地のハンター展 〜陸の上にも4億年〜」
◇ジャンル:標本
陸に上がってから4億年のうちに多様化したハンター(捕食者)。本展では、動物が生きていくために必要な営みである「捕食」に注目し、ハンターの顎と歯の進化や、ハンティングテクニックを紹介しながら生態系におけるその役割と重要性を解き明かす。
会場:国立科学博物館
会期:2021年3月9日(火)〜6月13日(日)
観覧料:2000円
開館時間:9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、5月6日※
最寄り駅:上野駅、京成上野駅
HP:http://daichi.exhn.jp/
※事前予約制
※3月29日、4月26日、5月3日は開館
◆Sato Sakura 桜百景 展
◇ジャンル:日本画
古くより日本人を惹きつけてきた桜の花。多くの表現者を魅了し、短歌や俳句・絵画等の様々な表現領域で芸術化されてきた。本展では、桜を画題とした現代日本画の作品を、全国明智の桜の名所・名木を中心に紹介する。
会場:郷さくら美術館
会期:2021年3月9日(火)〜5月16日(日)
観覧料:500円(70歳以上400円)
開館時間:10:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、5月6日※
最寄り駅:中目黒駅
HP:https://www.satosakura.jp/?page_id=1207
※5月3日は開館
◆フジフイルム スクエア 企画写真展 『海から見たニッポン』
◇ジャンル:写真
日本列島を取り巻く海のすがたを、写真で見つめ直す試み『海から見たニッポン』。日本の自然の成り立ちや私たちの暮らしに大きな影響を与えている2つの海流、「黒潮」と「親潮」に着目し、海の環境と生きものたちについて写真を通して紹介する。
会場:FUJIFILM SQUARE
会期:2021年3月12日(金)〜4月1日(木)
観覧料:無料
開館時間:10:00〜19:00(入館は閉館の10分前まで)※
休館日:会期中無休
最寄り駅:六本木駅、乃木坂駅
HP:https://fujifilmsquare.jp/detail/2103120123.html
※最終日は14:00まで
◆VOCA展2021 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─
◇ジャンル:現代アート
全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などが40歳以下の若手作家を推薦。その作家が出品した新作作品を展示する。
会場:上野の森美術館
会期:2021年3月12日(金)〜30日(火)
観覧料:800円
開館時間:10:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:会期中無休
最寄り駅:上野駅、京成上野駅
HP:https://www.ueno-mori.org/exhibitions/voca/2021/
◆春の江戸絵画まつり 与謝蕪村 「ぎこちない」を芸術にした画家
◇ジャンル:日本画
晩年より前から、日々大忙しの人気画家であった与謝蕪村(1716-83)。蕪村の作品に感じられるのが、線描や形のぎこちなさと、そこから生まれる親しみやすさ、かわいらしさだ。本展では、そんなきわめてデリケートな「ぎこちなさ」や「頼りなさ」に着目し、蕪村の作品を紹介する。
会場:府中市美術館
会期:2021年3月13日(土)〜5月9日(日)※
前期:3月13日(土)〜4月11日(日)
後期:4月13日(火)〜5月9日(日)
観覧料:700円
開館時間:10:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:府中駅、小金井駅、国分寺駅、北府中駅
HP:https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakutenkaisai/buson.html
※前期後期で大幅な展示替えあり
※5月3日は開館
◆アーティストたちの室内画 ─見慣れない日常
◇ジャンル:室内画
プライベートな部屋をテーマとする絵画のジャンル「室内画」。本展では、その時代を生きた人々の何気ない日常をおさめた、室内画の歴史をたどる。
18世紀に活躍したイギリスの画家、ウィリアム・ホガース。「イギリス絵画の父」とも呼ばれる国民的画家のホガースが確立したのが、大衆版画だ。日常生活に密着した道徳的かつ教訓的な主題を描いた作品は、「新しい風俗画」として人々に受け入れられた。『娼婦一代記』は、1731年に絵画として、また1732年には版画として製作された、ホガースの6枚組作品。室内にある家具や装飾品からは、そこに住む人の属する社会階級が読み取れる。
20世紀最大の巨匠の一人、アンリ・マティス。大胆な色彩表現が特徴的なフォービズムで頭角を表し、その後、切り絵や彫刻、素描、版画、テキスタイルなど、多様な表現方法で独自の作品を生み出した。マティスが描いた《眠るオダリスク》では、柔らかな線の表現が女性の美しい寝姿を際立たせている。1912年から南仏・ニースに居を移したマティス。アパルトマンの一室を異国の布地で飾り、オダリスク(イスラム君主のハーレムに仕える女性)を題材とする絵画や版画を制作している。
会場:町田市立国際版画美術館
会期:2021年3月13日(土)〜4月11日(日)
観覧料:800円※
開館時間:平日 10:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
土日 10:00〜17:30(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
最寄り駅:町田駅
HP:http://hanga-museum.jp/exhibition/schedule/2021-454
※3月13日は入場無料
3月24日は65歳以上は入場無料
◆アール・ブリュット ゼン&ナウ 2021 レターズ ゆいほどける文字たち
◇ジャンル:アール・ブリュット
国内外のアール・ブリュットの動向において、長く活躍を続ける作家と、近年発表の場を広げつつある作家を、さまざまな角度から紹介する展覧会シリーズ「アール・ブリュット ゼン&ナウ」。第1回目にあたる「レターズ ゆいほどける文字たち」では、文字に魅了され文字にとりつかれた8名の作家を取り上げ、作品を展示する。
会場:東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1、2
会期:2021年3月13日(土)~6月6日(日)
観覧料:無料
開館時間:11:00~19:00
休館日:月曜日、5月6日※
最寄り駅:渋谷駅
HP:https://inclusion-art.jp/archive/exhibition/2021/20210313-66.html
※5月3日は開館
◆インナー・ランドスケープス、トーキョー
◇ジャンル:陶芸、写真、陶器、現代アート
フィンランド在住の写真家マルヤ・ピリラと、 日本をベースに活躍する陶芸作家の崔聡子と蔵原智子のユニット Satoko Sai + Tomoko Kuraharaによるプロジェクト「インナー・ ランドスケープス」。作家 がある地域に暮らす高齢者たちにインタビューをおこない、彼らの 生きてきた時間(歴史)の断片を集め、その人の内面やその地域に流れる時間を投影した作品が展示される。
会場:東京都渋谷公園通りギャラリー 交流スペース
会期:2021年3月13日(土)~5月16日(日)
観覧料:無料
開館時間:11:00~19:00
休館日:月曜日、5月6日※
最寄り駅:渋谷駅
HP:https://inclusion-art.jp/archive/event/2021/20210313-71.html
※5月3日は開館
◆ライゾマティクス_マルティプレックス
◇ジャンル:現代アート
2021年に設立15周年を迎えるrhizomatiks(ライゾマティクス)の個展。設立以来、常に人とテクノロジーの関係を探求しているライゾマティクス。世界的に活躍するアーティストであるビョーク、スクエアプッシャー、Perfume、狂言師・野村萬斎や研究者らとのコラボレーションに加え、多様な視覚化や問題提起型のプロジェクトを通して、技術と表現の新しい可能性を追求してきた。本展では、美術館における初の大規模個展として、彼らが展開してきた領域横断的なクリエイションを展望するとともに、「現在」とクリティカルにシンクロする新作プロジェクトが展示される。
会場:東京都現代美術館
会期:2021年3月20日(土)〜6月20日(日)
観覧料:1500円(65歳以上900円)
開館時間:10:00〜18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、5月6日※
最寄り駅:清澄白河駅、木場駅、菊川駅
HP:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/rhizomatiks/
※5月3日は開館
◆マーク・マンダース —マーク・マンダースの不在
◇ジャンル:現代アート
現代のアートシーンに独自の位置を占める作家、マーク・マンダースの、国内美術館初の個展。マンダースは、1968年オランダのフォルケル生まれ。1986年、18歳のときに、自伝執筆の試みを契機に得たと言う「建物としての自画像」という構想に沿って、以降30年以上にわたって一貫した制作を続けている。本展は、作家自身の構想により、展示の全体を一つの作品=想像の建物のインスタレ―ションとして構成する。
会場:東京都現代美術館
会期:2021年3月20日(土)〜6月20日(日)
観覧料:1500円(65歳以上1000円)
開館時間:10:00〜18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、5月6日※
最寄り駅:清澄白河駅、木場駅、菊川駅
HP:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mark-manders/
※5月3日は開館
◆MOTコレクション コレクションを巻き戻す
◇ジャンル:現代アート
戦後美術を中心に、近代から現代に至る約5500点の作品を収蔵している東京都現代美術館。「MOTコレクション」展では、コレクションの成り立ちに光をあてる2部構成で紹介する。
会場:東京都現代美術館
会期:2021年3月20日(土)〜6月20日(日)
観覧料:500円(65歳以上250円)
開館時間:10:00〜18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、5月6日※
最寄り駅:清澄白河駅、木場駅、菊川駅
HP:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-collection-210320/
※5月3日は開館
◆Tokyo Contemporary Art Award 2019-2021 受賞記念展
◇ジャンル:現代アート
中堅アーティストを対象に、受賞から2年にわたる継続的支援によって、更なる飛躍を促すことを目的に、東京都とトーキョーアーツアンドスペースが2018年度から実施している現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award (TCAA)」。本展では、第1回となる「TCAA2019-2021」受賞者の風間サチコ、下道基行の初期作品から最新作までを展示する。
会場:東京都現代美術館
会期:2021年3月20日(土)〜6月20日(日)
観覧料:無料
開館時間:10:00〜18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、5月6日※
最寄り駅:清澄白河駅、木場駅、菊川駅
HP:https://www.tokyocontemporaryartaward.jp/exhibition/exhibition_2019_2021.html
※5月3日は開館
◆アイノとアルヴァ 二人のアアルト フィンランド―建築・デザインの神話
◇ジャンル:デザイン
フィンランドを代表する建築家、アルヴァ・アアルトと、その妻・アイノ。使い手の視点に立ったきめこまやかなデザインと、地域や社会に根ざした建築を目指す2人の姿勢を、初公開となる貴重な数多くの資料をまじえてたどる。
会場:世田谷美術館
会期:2021年3月20日(土)〜6月20日(日)
観覧料:1200円(65歳以上1000円)
開館時間:10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、5月6日※
最寄り駅:用賀駅
HP:https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00202
※事前予約制
◆モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて
◇ジャンル:絵画
モンドリアン(1872-1944)生誕150年を記念した展覧会。初期のハーグ派様式の風景画、象徴主義や神智学に傾倒した作品、キュビスムの影響を受けて独自展開した作品、晩年の水平垂直線と原色平面の「コンポジション」などを展示し、モンドリアン芸術の広がりを再検証する。
会場:SOMPO美術館
会期:2021年3月23日(火)〜6月6日(日)
観覧料:1500円
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:新宿駅
HP:https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2020/mondrian/
※事前予約制
※5月3日は開館
◆あやしい絵展
◇ジャンル:絵画
「美しい」だけでは括ることのできない、「グロテスク」「エロティック」「退廃的」「神秘的」「ミステリアス」な、「あやしい絵」を紹介する展覧会。日本画はもちろん、日本の画家たちに影響を与えた西洋美術の作品も併せて紹介する。
会場:東京国立近代美術館
会期:2021年3月23日(火)〜5月16日(日)
観覧料:1800円
開館時間:9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)※
休館日:月曜日、5月6日※
最寄り駅:竹橋駅、九段下駅、神保町駅
HP:https://ayashiie2021.jp/
※金・土曜日は20:00まで
※3月29日、5月3日は開館
◆さまよえる絵筆—東京・京都 戦時下の前衛画家たち
◇ジャンル:絵画
日本の前衛画壇は最盛期を迎える一方で、戦争に伴い表現の自由が奪われつつあった1930年代後半。前衛画家たちは、西洋や東洋・日本の伝統的な技法や題材に立ち戻ることで自身の立ち位置を確認し、時代のリアルな感覚を伝えるための新たな表現を模索していた。本展では、戦時下に前衛画家たちがそれぞれに現実を見つめ、描いた作品を当時の資料と共に展示する。
会場:板橋区立美術館
会期:2021年3月27日(土)〜5月23日(日)
観覧料:650円(65歳以上は割引あり)
開館時間:9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、5月6日※
最寄り駅:西高島平駅、下赤塚駅、地下鉄赤塚駅
HP:https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/4000016/4001385/4001392.html
※5月3日は開館
◆渡辺省亭—欧米を魅了した花鳥画—
◇ジャンル:花鳥画
明治11年(1878)のパリ万博への出品を機に、日本画家として初めて渡仏した画家・渡辺省亭。繊細で洒脱な花鳥画は、万博への出品やロンドンでの個展などにより、海外で高い評価を得た。本展では、近年再評価され、注目される省亭の海外からの里帰り作品を含め、これまで知られていなかった個人コレクションを中心に、全画業を紹介する。
会場:東京藝術大学 大学美術館
会期:2021年3月27日(土)〜5月23日(日)
観覧料:当日券1700円、前売券1500円
開館時間:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日※
最寄り駅:上野駅、根津駅、京成上野駅
HP:https://seitei2021.jp
※5月3日は開館
※会期中展示替あり
※本展は事前予約制ではありませんが、今後の状況により変更および入場制限等を実施する可能性がございます。最新の情報はホームページでご確認ください。
まだデータがありません。